鹿児島県内最高齢となる鹿屋市の前原サイさんが13日、112歳の誕生日を迎え、入所する施設で誕生日会が行われました。

前原サイさん(112歳)
「明治43年6月13日生まれ、前原サイ112歳。お誕生日、ありがとうございます。」

6月13日に112歳になった鹿屋市の前原サイさんです。

誕生日会は、鹿屋市のグループホームで行われ、仲間の入所者や家族もお祝いに駆けつけました。

前原さんは、3歳の時に桜島の大正噴火を経験し、兄弟と必死に避難した記憶があるそうです。

そして、戦後すぐに夫を亡くし、苦労しながら女手一つで4人の子供を育てあげ、孫8人、ひ孫10人、やしゃご1人に恵まれました。

これまでの112年をスライドショーで振り返る中、思わず涙もー。

誕生日会の締めくくりには、前原さん得意の歌、「ふたり酒」(川中美幸)を披露してくれました。

前原さんの次女 船間弘子 さん
「皆さんに囲まれて幸せな112歳を迎えることができ、本当にありがとうございます。いつまでも元気でいてほしいです。」

好きな食べ物は、からいもあめという前原さん。

今後の目標は、「元気でいること」だそうです。

前原さんの口癖は「歌心でいたらいいよ」。くよくよせずに穏やかな心で過ごしなさいねという意味だということです。